恵まれた自然と清潔な環境のもと、宮崎では年間1億羽のブロイラーを出荷しています。在来の地鶏「地頭鶏(じとっこ)」を改良した「みやざき地頭鶏」をつくりだし、「歯ごたえ」と「美味しさ」がグルメに評判です。
飼育管理が難しく生産量が少ないため、県内でも限られたお店でしか味わえません。

 

みやざき地頭鶏料理

みやざき地頭鶏の炭火焼き


 
 地頭鶏(じとっこ)プロフィール
(原種鶏)
 地頭鶏は宮崎県および鹿児島県の旧島津領地で古くから飼育されていた日本在来種で、羽色は白色や黒色など5種類がおり体重は雄3.0kg、雌2.5kg前後です。
 名前の由来は、この鶏を飼育していた農家の人達が、肉が極めて美味しいことから島津藩の地頭職に献上しているうちに、何時となく地頭鶏と呼ぶようになったと言われています。
 また、種の保存のため昭和18年に文部省から天然記念物に指定されています。
特徴は肉が美味しく、地鶏として産卵率も優れています。
 脚は短脚(3〜4cm)ですが、これら同士のを交配しても3分の1は普通脚ができます。
普通脚の鶏は発育が良いことから県畜産会試験場川南支場では、普通脚を改良増殖して、みやざき地頭鶏の原種鶏として利用しています。

 
 みやざき地頭鶏 誕生
 
 宮崎県畜産試験場川南支場が、地頭鶏を交配したものをもとに改良し、91年から新しい品種の鶏「みやざき地頭鶏」が誕生しました。
 飼育期間は、約5カ月と通常のブロイラーに比べ3倍の期間をかけます。
 月間生産量が、500羽しかないことや自然飼育をしているので「幻の地鶏」とも言われています。
 また、餌は抗生物質や成長ホルモン等は一切与えなく、大麦などの無農薬野菜を3割程度配合したものをつかいます。
大自然に恵まれ丹精こめて飼育した「みやざき地頭鶏」は、宮崎を代表する地鶏です。

<特徴>
 ・ 肉のやわらかさに加え、適度な歯ごたえやコクがあり食味性に優れています。
 ・ 肉汁が、口の中全体にひろがる感覚

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