宮崎県良質たい肥生産流通への取り組み

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「食料」と「環境」の時代といわれる今日、宮崎県では消費者の信頼と期時に応えるために「宮崎なら安心」、「選んで買うなら宮崎産」と言われる産地づくりを目指して、「新たなみやざきブランド推進対策」に取り組んでいます。

また、環境への負荷を低減し、持続的な農業生産活動を発展させるため関係機関・団体とともに、土壌健全化運動(ODD運動)やエコファーマーの認定等を推進し、環境保全型農業への取り組みを強化しています。農作物が元気に育つ「健全な土づくり」には、たい肥の適正かつ積極的な利用が基本となります。

幸い、畜産の盛んな本県には、貴重な有機質資源である「たい肥」が豊富にあります。

今後は、それぞれの地域で畜産農家と耕種農家が手をつなぐ「耕畜連携」を一層強力に推進しながら「資源循環型農業」を確立し、「元気みやざき農業」を実現しましょう!!

主な事業内容

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1. 耕畜連携強化事業
  1. ホームページの整備等によるネットワーク化
  2. 優良事例等発表会・講演会等の開催
  3. 成分分析等に基づく良質たい肥の生産現地指導他
  4. 良質たい肥利用促進PR活動の実施
  5. たい肥生産技術の向上を図るための共励会の開催等
2. 堆肥センター協議会支援事業
  1. 堆肥センター等の情報の収集及び活動支援

主な活動事例

たい肥共励会の開催

毎年たい肥共励会を実施しています。出品は40〜50点、たい肥の審査は県営農支援課と試験場の土壌肥料や畜産分野の専門職員、たい肥施用コーディネーター等の審査員によって行われています。入賞はあらかじめ実施された発芽試験や成分分析の結果と、出品試料の臭いや形状等現物審査の結果を含め総合的に評価して決定し、賞状と副賞(楯)を贈呈しています。最優秀賞として宮崎県知事賞1点、優秀賞5点、優良賞10点程度を表彰しています。

良質たい肥の生産現地指導
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耕種農家のニーズに対応できる良質たい肥の生産を促進するため、たい肥生産の現地指導を行っています。

これは畜産農家等のたい肥の成分分析を行い、その結果に基づいて各地域振興局と連携し、広域指導担当普及員や試験場の協力を得ながら実施しているものです。

相談の内容としては「たい肥舎の面積不足で切り返しが十分出来ない」、「たい肥製造開始時の水分調整がうまくいかない」、「醗酵が上手く進まない」等がありますが、専門家の適切な指導を受け、納得されたことも多いようです。

各種研修会等の開催
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たい肥の利用促進を目指して、たい肥施用コーディネーター養成研修(平成20年度から畜産環境アドバイザー研修・耕畜連携推進コース)の中央研修受講者による地域での研修会の開催、耕畜連携たい肥利用推進研修会等を実施しています。

各種資料の整備と提供

良質たい肥生産と利用促進に資するため各種の資料を「みやざきたい肥情報」として整備し関係者に提供しており、現在29号となっています。主なものは「私のたい肥の使い方」、たい肥の施用試験事例集、たい肥化施設優良事例集等です。その他、利用促進のため各種パンフレット、展示用パネルを作成しています。また、平成19年度には営農支援課、畜産課とともに「たい肥施用ガイドライン」を策定しました。

このページに関するお問い合わせは

社団法人 宮崎県畜産協会 経営生産部 経営課

〒880-0806 宮崎市広島1丁目13番10号 TEL:0985-41-9303 FAX:0985-24-3774